窯元 法勝寺焼 松花窯 Hosshojiyaki Shokagama
窯元 法勝寺焼 松花窯 Hosshojiyaki Shokagama
国立公園大山の山麓米子市より12キロメートルほど南へ行った山間で法勝寺川の清流を前にして煙を上げている窯場が法勝寺焼であります。法勝寺焼は明治の末年・36年に初代安藤秀太郎が現在の場所に築窯し、法勝寺村(旧名)の地名による法勝寺の銘印を付し、茶碗・花器など等を制作発表して広く名を知られるようになりました。 初代秀太郎は当時の旧家(屋号花屋)安藤屋に生まれ、松浦久次朗の弟子として陶業を習い、出雲・伯耆・石州の名窯を遍歴して長所を学び研究して帰郷し、伝統の技法に独特の創意を盛った現在の法勝寺焼の完成に一生を捧げました。 二代目嘉章、三代晨男、四代真澄、そして現在は五代愉理が法勝寺焼の陶法を受け継ぎ、新しい現代感覚と生活様式に適合する作品に日夜挑戦しています。陶土、釉薬はすべて古くより当時の原料で自家製生産し、時には薪に至るまで自製しています。
作品
イベント情報
法勝寺焼 松花窯 web個展 「トルコブルーと」
この度、日本橋アートうつわでは法勝寺焼 松花窯のweb個展を開催いたします。 トルコブルーは、松花窯の安藤愉理が愛用する釉薬の一つです。このトルコブルーを使ったツートンの陶器は、色と形の美しさを追求して作りました。鮮やかなトルコブルーと瑠璃、黒のツートンカラーが、伝統の技に新しい感性を加えています。 陶土作りから釉薬の調合、焼成までをすべて工房内で行い、手作りならではの温かみと丁寧な仕上がりを大切にしています。色の重なりや質感の違いから生まれる表情の豊かさは、静かで深い魅力を引き出します。 大胆な色使いと実用的なデザインを兼ね備えたこの陶器は、伝統に新たな可能性を加え、日々の生活を彩る一品です。 ぜひご高覧くださいませ。