備前焼窯元 宝山窯は、「備前焼のふるさと」備前市伊部を拠点に、古より続く「備前焼窯元六姓」直系の窯元です。 現在、窯元で使用している扇形の陶印(マーク)は、最古のもので、室町時代末期の大甕に印されていることがわかっており、ギャラリーでは、江戸時代から伊部のまちを見守ってきた陳列棚(雛壇)が、今もなお現役で活躍しています。
沿革
1582年 | 豊臣秀吉へ備中高松城水攻めの帰途、茶器を献上 |
---|---|
1636年 | 備前(岡山)藩主・池田光政による御細工人制度により、窯元六姓(金重、木村、森、大饗、寺見、頓宮)に任命され、代々お抱えの細工人を務める |
1870年 | 森彌一郎(大正13年歿)が養子に入り、森姓を名乗る |
1972年 | 代々受け継がれてきた登り窯を改修(以後、1回改修) |
1975年 | 築350年の茅葺き店舗を解体し、近代的なギャラリーに改築(以後、2回改装) |
1983年 | 不老山(備前市伊部)の山麓に全長12メートルの穴窯を築窯 |
1995年 | 広島県神石高原町(旧油木町)に工房と窯(仙養ヶ原 宝山窯)を新設 |
2020年 | 海外展開ブランド「GENSO」を設立、欧米やアジア圏での取り扱いが始まる |
出展歴
1979年 | ファエンツァ国際陶芸展(イタリア)に招待出品〔森泰司〕 |
---|---|
1990年 | フレッチャーチャレンジ国際陶芸展(ニュージーランド)で佳作賞受賞〔森泰司〕 |
2015年 | オックスフォード大学(イギリス)の研究森林に備前式の穴窯を築くプロジェクト「Oxford Anagama Kiln Project(現・Oxford University Kilns)」に参画〔森敏彰〕 |
2018年 | 日本・エクアドル外交関係樹立100周年記念品を制作、両政府に贈呈 |
2020年 | 台湾と日本で芸術交流展を開催〔森敏彰〕 |
2022年 | London Craft Week(イギリス)出品 |
2023年 | JAPAN EXPO in Paris(フランス)出品 |
2023年 | 「UNESCO School in Bizen」をコーディネート、世界8か国より児童生徒を招き、備前焼の制作指導などを行う |
続きを読む