「URUSHI OHTAKI」は、大正期に創業された「大滝漆器店」を前身として、1985年に現在の店舗・店名となりました。新潟県村上市に江戸時代より伝わる「村上木彫り堆朱」の技術をベースとして、「心を温める器」をコンセプトに、より現代の暮らしに寄り添う、シンプルでモダンな漆器を目ざして、制作や販売を行っています。また、陶磁器やガラス製品等の金継ぎをはじめ、漆器の修理依頼や、漆の体験も積極的に受け入れています。
沿革
1945年 | 2代目大滝源一(金作の長男)が独学で「彫漆」の技術を身につけ、オリジナルの漆器を制作。各種のコンクールや日展・日本現代工芸美術展などの美術展に出品。入選・受賞多数。当時新潟市にあったデパート「大和」の美術ギャリー等で、個展3回。 |
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1985年 | 店の前の道路拡幅に伴い、店舗を建て替え。店名も「URUSHI OHTAKI」に変更。源一の長男 豊、次男 聡のアイディアにより、漆器のイメージを一新し、現代の暮らしに密着した「シンプルでモダンな漆製品」を目ざして、箸や皿類、漆額など独自のデザインや技法による製品の割合を大幅に拡充。また店の二階は、展覧会作品を常設展示するギャラリーとした。(ギャラリー名:DE STIJL ⦅デ・スティル⦆ |
1992年 |
〜1999年 そのギャラリーにて、年に一度、テーマによって選定した全国のクラフト作家による独自の企画展を開催。好評を博する。(例えば1992年:「心花めく器展」と題し、実際に山野草を生けた一輪挿しや花器の展示販売、1994年:「器の感食展」と題し、地元主婦により実際の家庭料理を盛りつけた食器の展示販売など) |
2000年 | 小・中学生や一般の観光客などを対象に、「漆絵付け体験」「漆はし塗り体験」を実施。 |
2003年 | 独自のホームページを開設。商品のネット販売をはじめ、金継ぎや漆器の修理、体験の受け入れも開始。 |
2019年 | 源一の死去により、豊が3代目の店主となる。 |
出展歴
2005年 |
~2006年 新潟県の地域ブランド「百年物語」に参加し、世界一の大規模消費財見本市「フランクフルト・メッセ・アンビエンテ」に、新たに作った独自の製品を出品。 |
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2016年 | 新潟市のアートギャラリー万代島、弥彦村の弥彦の丘美術館で豊の個展開催。 |
2020年 | 新潟市のアートギャラリー万代島、弥彦村の弥彦の丘美術館で豊の個展開催。 |
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