新生活へのプレゼントは食器がおすすめ!  就職祝いに伝統工芸品・作家ものという粋な選択を。

春は高校や大学を卒業し、社会人として新生活を始める人が多い時期。 そんな新社会人に就職祝いを贈る方もいらっしゃるでしょう。 どんなプレゼントが喜ばれるのか迷ったときは、伝統工芸品や作家ものの食器はいかがでしょう。 こちらでは、新生活にぴったりな食器のご紹介と、就職祝いの基本について解説します。

新生活へのプレゼントには食器が最適!

新生活へのプレゼントには、食器を贈りましょう。 4月から新しい生活を始める新社会人は、就職前は大忙しです。 スーツを新調したり、家電や家具をそろえたり、しなければならないことは山積みです。 そんな中で、日々の暮らしに欠かせない食器の準備は後回しになってしまいがちです。最終的には100円ショップで買って済ませるなんてことになりかねません。 しかし、就職後の忙しい日々の中、素敵な食器で食事ができたら、心がほっとするのではないでしょうか。 そして、それが誰かからのプレゼントだったら、贈ってくれた人のことを思い出し、温かい気持ちになるでしょう。 上質な食器は、新生活を始める方へのプレゼントとして最適です。

新生活に喜ばれる食器とは 

プレゼントに食器を贈るにしても、どんなものが喜ばれるのかわからない。 特に若い人の好みは…、と思われている方のために、こちらでは食器の選び方をご紹介します。

すぐに使える実用的なもの

就職祝いには、すぐに使える実用的な食器がおすすめです。 実用的なものというと、ボールペンや名刺入れなど、仕事関係のものを選ぶ方も多いと思います。 そうなると他の方と同じようなプレゼントを選んでしまう可能性もあります。 食器ならば、全く同じものを選ぶ可能性は低く、また、いくつかあっても困りません。 プレゼントというと、つい華やかな模様の洋皿や、ティーカップのセットなどを思い浮かべてしまいがちです。 しかし、新生活が始まってすぐに役立つのは、毎日の食事に使える実用的な食器です。 茶碗や汁椀、サイズの良い取り皿などが重宝します。また、麺類が食べられる丼ぶりも使い勝手が良いでしょう。 プレゼントでも特別なものではなく、毎日使える実用的なものが喜ばれます。

相手の好みに合ったもの

せっかく食器を贈るなら、相手の好みに合ったものを選びたいですね。 食器は使う頻度が多いものですから、自分の好みに合っていれば使い心地も良く、楽しい食事になるでしょう。 しかし、相手の好みがわからない場合も多いのではないでしょうか。 そんな時は、質が良く、毎日使っても飽きのこないシンプルなデザインや、色味を選ぶと失敗しません。 質の良い、シンプルな食器は、どんな食事のシーンにも合うこと間違いなしです。

相手の負担にならないもの  

新生活へのプレゼントは相手が負担に感じない程度のものを贈るのが基本です。 就職祝いは「卒業祝い」や「入学祝」と同じで、身内や親しい間柄の人が贈るので、お返しは基本的には不要といわれています。 しかし、あまり高価なものを贈ると、お返しをした方がよいのではないかと心配させてしまいます。間柄にもよりますが、就職祝いは、相手の負担にならない程度のプレゼントを選びましょう。 この後の項目で、就職祝いの相場についてもご紹介していますので、参考にしてください。

就職祝いには伝統工芸品・作家ものがおすすめ 

伝統工芸品、作家ものの食器を贈るのはとてもおすすめです。 20代前半の新社会人で、自分用の食器に伝統工芸品や作家ものを選ぶことは、あまりないことでしょう。 「ご飯が食べられれば何でも構わない」などという方もいらっしゃるかもしれません。 そこで、日々の食生活が豊かに感じられるような素敵な食器を贈られたら、とても嬉しく思うのではないでしょうか。 伝統工芸品、作家ものといっても、値段が高いものばかりではありません。センスが良く、質が高くても、手ごろな価格のものがたくさんあります。 最近は、現代の住環境に合わせたモダンなものも多くつくられています。 贈られた人の食生活が豊かになるような、食事をするたびに食器の良さが感じられるような、そんな伝統工芸品、作家ものの食器をプレゼントしましょう。

就職祝いの相場 

就職祝いには、どの程度のお祝いを贈ればよいのか悩むこともありますね。 こちらでは、就職祝いの金額の相場をご紹介します。 ・祖父母から孫:3万円~5万円 ・両親から子:1万円~3万円 ・おじ・おばから甥・姪:1万円~3万円 ・兄弟・姉妹・親族へ:1万円~3万円 ・友人・知人・いとこへ:5千円~1万円 両親は、新生活に向けての準備でサポートをすることも多いはず。特にお祝いはなくても良いでしょう。 祖父母がお祝いを贈る際は、現金にセンスの良いプレゼントを添えて渡すのも喜ばれます。 基本的な考え方は、お返しの必要ない程度の金額ということを覚えておきましょう。

新生活へのプレゼントを贈るよいタイミングは? 

一般的には、就職祝いを贈るのは、卒業が決まってから就職後遅くても1か月以内が良いといわれています。 しかし、食器をお祝いに贈るなら、新生活の準備前が良いでしょう。 引っ越しの予定がある場合は、引っ越しの荷造りをする前がベストタイミングです。 引越し荷物として新居に持って行けます。 また、贈った食器が気に入ってもらえれば、他の食器も贈り物とテイストを合わせたものを準備できます。 贈る相手がどのようなタイミングで、新生活の準備をするのか確認するのも良いかもしれません。

新生活へのプレゼントにおすすめの伝統工芸品・作家もの うつわ5選

伝統工芸品・作家ものといっても何を選べばよいか迷ってしまうことも多いでしょう。 こちらでは、就職祝いにぴったりな伝統工芸品・作家もののうつわ5選をご紹介します。

01.【白鷺木工】しらさぎ椀M 栗 ナチュラル

お気に入りの汁椀があれば、心がほっこり和みます。

[ しらさぎ椀M 栗 ナチュラルについて ]

日常で身近に使ってもらえるうつわとして作られた汁椀です。 仕入れから携わっている国産の栗の木をくりぬいて作られており、木肌の美しさを味わえます。 コロンとしたフォルムは手になじみ、使うほどに味がでる質の高い逸品です。

[ つくりて:白鷺木工 ]

石川県加賀市に位置する山中温泉。 この小さな温泉街の山奥に「白鷺木工」があります。 漆で加飾する前の白木のままのうつわである木地を作り続け、山中漆器を支えてきました。三代目から、それまで培ってきた技術を生かし、オリジナル商品の開発・販売を手がけています。
白鷺木工 様
丸太を切り出す様子

02.【Shiki 】汁椀

スタイリッシュな汁椀で、日々の食事がおしゃれに。

[ 汁椀 ]

「拭き漆」で仕上げられた汁椀。 「拭き漆」は、木地の美しい木目を生かして仕上げる、漆塗の技法の一つです。 木地に透けた生漆を塗り、布でふき取り乾燥させる工程を繰り返すことで、艶のある拭き漆の漆器ができます。 スマートで洗練されたデザインです。

[つくりて:木工・漆作家 Shiki ]

アパレル会社の営業職として働いていたときに、「自分の時間で働きたいと」転身を決意。その後、漆塗り、ろくろで木を挽くうつわ作りの技術を学び、SHIKI craft worksを創業。 伝統的な素材としての漆の在り方をリスペクトしつつも、囚われることなく新たな表現方法を模索し、作品に落とし込んでいるとのこと。 木は、丸太から割いてもらい、工房で1年以上乾燥させたものを使っています。
Shiki 様

03.【及川俊】白磁茶碗

美しい白磁の茶碗はご飯をおいしくします。

[ 白磁茶碗 ]

磁器土を使用し、高温で焼き上げた白磁茶碗。 硬質で、粘土の目が細かく水を吸収しにくく、カビなどに強い作りです。 お料理がより映えるよう口を広くし、極力無駄のない凛としたたたずまいになるよう仕上げられています。 ご飯ものはもちろん、汁物、デザートなど幅広く使用できるおしゃれなうつわです。

[ つくりて:及川俊 ]

宮城県生まれ。 2018年に高崎市民美術展覧会高崎市文化協会長賞受賞をはじめ、有田国際陶磁展入賞など数々の入選歴があります。 青磁は空の青により近づけるため、白磁は磁器本来の白さをより際立たせるために、釉薬・デザイン等を日々研究しています。
及川俊 様

04.【大塚くるみ】グレイニーカップ

休憩に、手になじむカップは必需品。

[ グレイニーカップ ]

安定感のある、台形型のマグカップ。 内面と取手には釉薬がかかっていますが、外側は、釉薬をかけずに高温で焼成した「締焼き」の技法が使われています。ざらっとした質感が手に馴染み、使うごとに愛着がましていくカップです。

[ つくりて:大塚くるみ ]

普段使いのうつわや、野の花をさりげなく生ける花器など、日々の暮らしの中で楽しんで使えるような、暮らしがほんの少し豊かになる作品を作っています。
大塚くるみ 様

05.【Maier】Egg small vase

食器ではないですが、花器が一つあると、お部屋が明るく華やかに。

[ Egg small vase ]

丸みのあるフォルムや、奥行きのある淡い色彩が愛らしい花器です。 たまごのような、小さな生き物のようなイメージでつくられました。 花器の口の位置を真上から少しずらし、首を傾げているような角度をつけています。 両面に施釉がされ、光沢を抑えた上品な風合いです。 オブジェとしてもかわいらしい。

[ つくりて:Maier ]

「朝の日の光や裏庭の美しい花、木陰から見えた反射する水面。次の瞬間には もう変化してしまう景色、忘れたくないと願う記憶や、今はもう行けない場所、 そういった留めておけないものを残しておきたいという想いがあります。」 移ろいゆくものをずっと覚えていたい、そのような気持ちを持って陶器に表現している作家です。

まとめ

就職祝いは、新社会人の門出を祝う贈り物です。 忙しい毎日を懸命に生きていく中で、毎日の食事はちょっとした心安らぐ時間。 伝統工芸品・作家ものの食器は自分では買わないけれど、贈られたら嬉しいプレゼントです。 新生活へのはなむけに、ぜひ素敵な食器を贈りましょう。

作品紹介

漆器
しらさぎ椀M 栗 ナチュラル
4,400 円
漆器
しらさぎ椀M 栗 漆黒
4,400 円
漆器
汁椀
11,000 円
陶磁器
白磁茶碗
7,000 円
陶磁器
白磁コーヒーカップ
5,400 円
陶磁器
グレイニーカップ
4,950 円
陶磁器
Egg small vase
6,500 円
陶磁器
Cup of morning light 朝の光のカップ
7,000 円

プロフィール

山中漆器 木地メーカー

有限会社白鷺木工SHIRASAGI

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石川県にある小さな温泉街、山中温泉のある山奥で「白鷺木工」は丸物木地をつくり続けています。山中温泉では伝統工芸品の山中漆器があり、その素地となる木地成型のメーカーとして長年営んできました。 三代目にオリジナル商品を開発し、これまでのメーカーで培った技術や経験を活かして、日用品として、身近に使っていただける うつわつくりをしています。国産の原木を仕入れから携わってつくるから、木の性質や良さを引き出していくことができます。

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木工・漆作家

ShikiShiki

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岐阜県多治見市にて、木と漆を素材とし、器や花器、アートワークを制作しております。 漆の伝統的な素材としての在り方をリスペクトしつつも、それに囚われない新たな表現方法を模索し、作品に落とし込んでいます。 漆の豊かで美しい表情を多くの方に見ていただきたいと思っています。

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陶芸作家

及川俊Oikawa shun

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磁器土を使い、青磁、白磁をメインに制作してます。青磁は空の青により近づけるため、白磁は磁器本来の白さをより際立たせるため、釉薬、器のデザイン等、日々研究しています。

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陶芸家

大塚くるみOtsuka Kurumi

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普段使いの器や野の花をさりげなく生ける花器など、日々の生活がほんの少し豊かになるような作品作りをしてます。

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陶芸家

MaierMaier

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朝の日の光や裏庭の美しい花 木陰から見えた反射する水面 次の瞬間には もう変化してしまう景色 忘れたくないと願う記憶や 今はもう行けない場所 そういった留めておけないものを残しておきたいという想いがあります。 粘土は、 一度焼成をするともう簡単には土には戻らず、 熱しても灰にはなりません。 人間より遥かに長い時間を旅する存在だと感じています。 移ろいゆくものを ずっと覚えていたい、 そのような気持ちを持って 陶器に表現しています。 Maier(メイヤー)については インスタグラムもご覧ください。 アカウント名→maier_room URL→https://www.instagram.com/maier_room

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