表現したい作品が私の手の中で生まれ、形になって人々に提供することが出来る。それが工芸の面白いところだと思います。ガラスは透明と不透明、柔らかさと硬さという不可逆性を持つ魅力的な素材です。仕事をする上で私はいつもこの魅力をどのように生かすかに取り組んできました。 いろいろな技法がある中でも私はホットワーク(吹きガラスのように溶けたガラスから成形する技法)をメインにしております。習い始めた頃はさっぱり思うように作ることが出来ず、もっと上手になりたいと取り組んでいるうちにそれがもっとも身近な表現方法になったわけです。 私の作品を覗き込む人々が、ガラスに閉じ込められた光を感じることによって自身の希望に触れてほしい、そして私自身が自分そのものに近づいてゆける仕事をしてゆきたいです。
略歴
1978年 | 愛知県額田郡幸田町生まれ |
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2000年 | 静岡大学農学部森林資源学科卒業 |
2023年 | 静岡リサイクル事業協同組合 グラスイン駿府工房 勤務 |
2008年 | ボンホルムガラス陶芸学校卒業(デンマーク) |
2011年 | 富山ガラス工房 共同工房スタッフ |
2011年 | 富山市内のアトリエを拠点に制作活動を行う |
受賞歴
2022年 |
国際ガラス展・金沢入選
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2010年 |
日本クラフト展 入選
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2008年 |
ボンベイサファイアプライズ 入選
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