奈良県吉野郡にて奈良の伝統工芸、赤膚焼を作っています。 ■赤膚焼の歴史 諸説ありますが、現在の赤膚町を中心とする 西ノ京丘陵一帯は古くから窯業が盛んで 土器、火鉢などが作られていました 中世以降、茶道が盛んになると 「土風炉」が作られるようになり 桃山時代の頃には大和郡山城主であった豊臣秀長が 尾張常滑から陶工与九郎を招いて風炉をはじめ 茶陶を作らせたとされ、小堀遠州が好んだ 遠州七窯の一つにも数えられています 「赤膚焼」には三つの特徴があり、 一つ目に、名の如く器肌が人肌のような 優しい「赤み」を帯びており 二つ目にその赤みを帯びた器に萩釉という 「乳白色の釉薬」を掛け 三つ目に「奈良絵」と呼ばれる 御伽草子などを題材とした庶民的な絵柄を 施していること 現代ではこれら「土」「釉」「絵」 この三つが赤膚焼の特徴と言われています ■作り手「大塩まな」プロフィール 奈良の伝統工芸「赤膚焼」の作り手として 先人が造り上げてきた赤膚焼の「伝統」と ひとりの作家として表現したい「芸術性」 双方を大切にしつつ、自分らしい作品を作る そんな思いで、ものづくりに取り組んでいます 陶 歴 一九九六年 赤膚焼窯元大塩正を父に生まれる 二〇一四年 私立橿原学院高等学校美術科 卒業 二〇一六年 奈良芸術短期大学陶芸コース 卒業 二〇一七年 京都市産業技術研究所 伝統産業技術後継者育成研修 陶磁器コース 修了 二〇二一年 奈良伝統工芸後継者育成研修 第五期生 研修修了 二〇二四年 テレビ番組「明日への扉」出演 近鉄百貨店奈良店にてグループ展開催 現在 橿原学院高等学校美術科非常勤講師 受 賞 二〇一七年 第六十八回奈良県美術展覧会工芸の部 奈良県町村会長賞 受賞 二〇一九年 第八回そば猪口アート公募展 入選 二〇二〇年 第三五回四日市萬古焼陶磁器コンペ二〇二一入選 二〇二一年 第一〇回そば猪口アート公募展 入選 二〇二三年 第七十四回奈良県美術展覧会 工芸の部 入選 二〇二五年 第二十回東京・ニューヨーク 友好陶芸コンテスト 入選
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