陶芸家 大和稔 YAMATO MINORU
陶芸家 大和稔 YAMATO MINORU
明治期、大和作太郎(松緑)の子、祖父春信は作太郎が開窯した『松緑窯』より西側斜面に四連房式登り窯『林椿庵・春信松緑窯』を増窯。 その後百数十年に渡る伝統窯を代々で守り『萩焼 大和春信松緑窯』現陶主に至る ■受賞歴 山口伝統工芸山口支部長賞・NHK山口放送局賞 朝日新聞社賞・yab山口朝日放送局賞・広島そごう賞 下関大丸賞・特別審査員賞・他受賞歴多数 ■個展・催事 大阪近鉄百貨店・大阪大丸百貨店・奈良近鉄百貨店 広島そごう・香川県高松市(紅峰山・興願寺書院) 美術館依頼展示・博覧会催事展示・他列品多数 ■表彰 平成15年(2003年)山口県『文化振興奨励賞』表彰 平成29年(2017年)山口県『文化功労・県薦賞』表彰 ■現在 各展覧会出品・県内外多数個展・特別催事出品・列品解説等 各陶芸教室(講座専任講師) ■所属 萩陶芸家協会所属・山口萩焼作家協会所属、 日本工芸会山口支部所属(日本工芸会正会員)
作品
イベント情報
『萩焼・大和 稔』 半世紀秀作展 伝統の萩焼より新たな時代への創作へ
萩焼の根幹を成す陶土(大道土)用い、長年にわたり焼き締めから生まれる炭化技法や緋色作品に対して深い拘りを持ち続けてまいりました。 それは時に萩焼の伝統から逸脱した異端な表現とも捉えられることもありました。 若き日の勢いを胸に、これまで多くの作品を展覧会で発表しながら長い年月を費やしてきました。 年月が流れ、萩焼の質感と釉調に立ち返り伝統継承について深く考える年代になりました。 現在当工房では数百トンの陶土を掘り溜め、工房内における水簸作業で粘土づくりを行います。 天然釉薬に強い拘りをもち、すべての作業を工房内一貫作業で完結しております。 明治以降に築窯された登り窯と他数基の窯を駆使し、先人から受け継ぐ伝承の上に萩焼の未来を追求しています。