和食器の選び方について
これから新生活をされる方はもちろん、新しく食器を選ぼうと思っている方、ぜひ、和食器の魅力を知ってみてはいかがでしょうか。
和食には茶碗や盛り皿だけではなく、汁物を注ぐ汁椀、小皿や小鉢、小鉢や深鉢など、色んな食器を使います。一度の食事で様々な食器に用意された料理を見るだけで、食欲がそそられるものです。
洋食器の場合、陶磁器が多く、形も丸みを帯びているアイテムが多いですが、和食器は丸や四角など、大小含めて様々なバリエーションがあります。
作りたい料理をイメージして選ぶ
和食器を選ぶうえで大切なのは、作りたい料理をイメージすることです。これは私たちもよく実践していますが、まずはゴールとなる料理の完成を考えるようにしています。完成された料理と合ったものを探してみてください。
ご家族やパートナー、あなた自身が好きな料理は何ですか。得意な料理、好きな食べ物など、それが例えば、カレーだったとすれば、気になっている器に、カレーを盛り付けたイメージを合わせてみてください。もちろん、好きな料理だけではなく、これから習得したい料理、チャレンジしてみたい料理でも構いません。器を選ぶだけで、料理に対するモチベーションもアップするはずです。
ご自身の食卓、収納に合わせて
食器を購入する前に、できるだけ収納スペースを把握しておくとよいでしょう。定番の大きさであれば問題ないですが、食器によって、収納場所に合わないことがあります。特に和食器は種類が豊富なため、サイズがバラバラになってしまうと、収納するのに困ってしまうかもしれません。
食器に記載されてあるサイズを確認するか、実際に手に取ってサイズ感を確かめておくといいですよ。
これまでにストックしてある食器との相性もあるので、手持ちの食器ともマッチするかどうか、食卓のイメージを膨らませてみてください。
ストックしている食器との相性
すでにご家庭でいくつかの食器を持っている場合、お手持ちの食器との相性を考える必要があります。これから和食器を揃えるのであれば、まずは定番のアイテムを選んで、少しずつ買い足していくという方法もできます。食器だけではなく、グラスや湯飲み、ランチョンマットやお箸など、トータルでのコーディネートを考えるとよいでしょう。ファッションと同様、合わせやすい色合いにすれば、どんな食器でも合いますし、デザイン性の高いものや個性的な柄にすると、特別感のある見た目になります。
最後は直感!器との出会いは一期一会
ここまで食器選びのポイントを紹介しましたが、選ぶ決め手となるのは、あなたの直感です。もちろん、食器を共有する方の意見を聞いてもよいでしょう。
作家さんの個性に惹かれた、窯元の雰囲気が気に入った、デザインにピンときた、理由は人それぞれです。いいな!と思った直感を大切にしましょう。
どれだけ収納場所に合っているかどうか考えても、ダイニングのテーブルのサイズに収まっているとしても、器を使う人が好きでなければ、せっかくの食器も活躍することができません。素敵な器との出会いは一期一会ですよ。